2014/05/31

ロシア旅行メモ(メトロ編)

海外の都市を旅する時、
旅行者でも気軽に利用できる(であろう)地下鉄。

今回のロシア旅行では
サンクトペテルブルクもモスクワも
地下鉄網が発達していたお陰で、
市内を移動するのに重宝したのですが、
同じ国内でも少しその事情が異なっていたので
こちらでご紹介しておきます。

<サンクトペテルブルク編>
料金:28ルーブル【均一料金】(2014年5月現在)

事前に仕入れていた情報では
「ロシアの地下鉄はロシア語表記だらけで大変・・・」というような
話を聞いていたので、目的地の駅名と
目的地方面の終点の駅名を念入りに予習していきました。

最初に利用した郊外のモスコフスキー駅は
日本の地下鉄駅と変わらない構造で、
地上から階段で地下に降りたあと、改札口を通り、
そこからさらにエスカレーターを下ってホームへ降りるスタイル。

しかもホームに掲示されている駅名には
ロシア語表記の他に英語表記もあって、
路線図や出口案内にも少なからず英語が併記されているので
観光客も安心して地下鉄を利用できる感じでした。

サンクトペテルブルクの地下鉄で驚いたのはその駅の深さ。
中心部の駅は軒並み深く、
直線のエスカレーターなのに、まったく先が見えないほど(汗)。

※写真を撮りたかったのですが、ロシアの地下鉄は
構内も列車も駅出入り口も撮影NG。
しかもエスカレーターの始終点にはブースがあって
係員の人が目を光らせています・・・。

自分も利用したアドミラルティスカヤ駅に至っては
エスカレーターに何分乗っていればいいのか?という疑問が湧くほどだったので
帰国後に調べてみるとまさかの深さ100m超・・・。
この場所を知ってしまうと大江戸線の六本木駅もまだまだ浅いなと思えます(きっと)。

<モスクワ編>
料金:40ルーブル【均一料金】(2014年5月現在)

サンクトペテルブルクからサプサン号という特急に乗って到着した
コムソモリツカヤ駅から早速利用したのですが、
まずビックリしたのは、事前にネットで調べたておいた料金(35ルーブル)が
しれっと40ルーブルに値上げされていたこと・・・。

そして何より困ったのが
駅構内に全く英語表記が見当たらないことでした(本日の最重要テーマ)。
サンクトペテルブルクで英語表記があることに
安心していた自分にとってはまさに青天の霹靂!

乗りたい路線は番号や色で判別できますが、
ホームに行ってから、どちら方面に行く電車に乗るのか、
自分の出たい出口はどこにあるのかが
方向感覚に少なからず自信のある自分でもわからなくなるほど。

かろうじて駅の天井から吊られている掲示に
このホームに到着する電車が向かう駅名が羅列されているので
その中から図形として記憶したロシア語表記と
一致するものを見つけ出すしかありません。

地下鉄に乗ってからも駅名に英語表記がないので
駅の数をカウントしておくのはマスト。
降りてからも、目的地へ向かう出口が全くわからず、
一旦地上に出てみて、街の様子を伺うくらいしか手立てがない状態・・・。

ドモジェドヴォ空港へ向かうアエロエクスプレスに乗る際も
乗り換え駅のパヴェレツキー駅まで移動した後、
ホームの両端に分かれている出口のどちらに行けばいいかがわからず、
とにかく文字が多く書かれた方に出てみようと
エスカレーターを上がってみましたが、見事に勘は外れました。

モスクワ中心部から地下鉄でパヴェレツキー駅を目指す人は
進行方向側にある出口へ向かってください!

結論、”ロシア”の地下鉄ではなく、
「”モスクワ”の地下鉄はロシア語表記だらけで大変」です。

2014/05/18

ロシア旅行メモ(ビザ取得編)

本サイトの方ですでに新しい宿泊記を
アップしているので、お気づきの方もいらっしゃると思いますが
先日のゴールデンウィークを利用して
3泊5日でロシアを訪問してきました。

観光資源に恵まれているにも関わらず、どこか閉鎖的で
誰もが自由に足を踏み入れることを良しとは思っていないないような
旧態依然とした制度が残っているため
いままで僕が訪れた国の中でもズバ抜けて、旅行の準備が大変な場所でした。

特に個人で旅行をすることは、なかなか難しく、
ネットで情報をかき集めなくてはならなかった経験を踏まえて、
せっかくなので、このブログでも
参考となる情報をまとめておきたいと思います。
(目指せワンストップサービス・・・?)

まず、ロシアに入国するにはビザの取得が不可欠です。
(ここでは観光ビザを前提に話を進めます)
いままでもいくつかの国で、ビザを取得する機会はありましたが、
基本的に現地に到着してからビザを取得することが出来るのに対して
ロシアの場合、必ず事前に取得しておかなければなりません。

それは仕方ないとして、そのビザを申請するには
申請書、パスポート、顔写真の他に
現地の旅行会社が発行する「旅行確認書」と
旅行費用が支払済であることを証明する「バウチャー」が必須となります。

ツアーで参加される方ならば、
全てその旅行会社が手配してくれるので、問題ありませんが、
旅行会社を通さず自分で何でも手配したいという人も
必ず国内であれ現地であれ、旅行会社の力を得ないといけない仕組みです。

そこで自分が利用したのは、
ネットでいろいろと調べた結果に辿り着いた
旅行確認書とバウチャーを599ルーブル(約1,800円)で発行してくれる
現地の旅行会社でした。(現在は手数料が12.83ユーロになってます)

自国の事情とは裏腹に、
必要事項を記入して、手数料をカード決済すれば
すぐにメールが届き、旅行確認書とバウチャーが一体となった書類を
これでホントに通用するのかな?というくらい手軽に受け取ることが出来ます。

それを持って、麻布台にあるロシア大使館領事部に行く訳ですが、
必然的に申請と受領で、最低2回は行かなくてはなりません。
その領事部の業務は平日のみ(土日とロシアの祝日はお休み)で、
しかも受付時間は9時30分から12時30分の3時間のみ。

自分はわざわざ半休や年休を取って領事部へ出向きましたが、
ここでポイントなのはロシアの祝日はお休みであって、
日本の祝日は受付業務をしていること。(僕は後で気づきました・・・)
なので、土日休みの方はぜひ祝日を活用してみてください。

ちなみにロシア大使館の周囲には警察官がたくさんいて
モノモノしい雰囲気を醸し出していますが、
正門の右手にある領事部の小さな入口(鉄扉)を入って
右手の階段を上るとビザの申請カウンターがあります。

番号札を取り、順番が来たら窓口に書類を提出します。
書類が受理されるといつ受け取るかを確認されるので、希望日を答えます。
期間によって手数料が決まりますが、2週間後の受け取りであれば無料です。
ただ無料の場合でも、必ず左隣の窓口で黄色の引換券を受け取ってください。
(書類に不備がなければ、申請自体はあっという間に終了します)

逆に受け取るときは黄色い引換券に署名した上で、
もらったときと同じ窓口に差し出せば、ビザを貼ったパスポートを返却してくれます。

ちなみに入国する際はパスポートチェックが2回あると聞いていましたが、
自分が入国したサンクトペテルブルクのプルコヴォ空港では、
自動的に入出国カードをロシア語表記で作成してくれました・・・。
カウンターはその1箇所のみで、入国の手続きは少し簡素化された模様です。

あとは注意点として、プルコヴォ空港についてから両替しようと思っていたのですが、
出口の脇にある銀行に行ったところ、日本円を受け付けてもらえませんでした。
かろうじて1,000ルーブル札を日本で入手し、ホテルまでの車を事前手配していたので
事なきを得ましたが、深夜の到着でバスに乗るような場合は注意してください。

以上、長々となりましたが、ロシア入国にまつわるアレコレを書き綴ってみました。
個人でロシア旅行をされる方にとって少しでも参考になれば幸いです。

2014/05/10

ホテル開業情報(ペニンシュラパリ)

以前から当サイトでも注目していた
ラグジュアリーホテルの聖地ともいうべきパリで
香港を拠点とするアジアのホテルブランド御三家が
いよいよこの夏、顔を揃えることとなりました。

先陣を切って開業したシャングリ・ラホテルパリは
エッフェル塔を眼前に望む絶好のロケーションに、
ほどなくして、ルーブル美術館やヴァンドーム広場が至近の中心部に
マンダリンオリエンタルパリが開業しています。

そしていよいよ凱旋門から放射状に伸びる
クレベール通りの閑静な住宅街の一角に
長い間、開業準備に時間を費やしてきた
ペニンシュラパリが2014年8月1日に開業するとアナウンスされました。

メトロのクレベール駅も近く
シャンゼリゼ通りも徒歩圏というアクセスの良さと
ペニンシュラらしいオリエンタルモダンな
客室のデザインは魅力的です。

パリには泊まりたいホテルが沢山ありますが
またひとつ新たな候補がリストに追加されてしまいました・・・。
なかなか足を運ぶのは難しいですが、
ホテルステイの道に終わりはなさそうです(苦笑)。

<公式サイト>
ペニンシュラパリ(動画)