2016/12/25

朝食@フォーシーズンズホテルグレシャムパレスブダペスト

ブダペストの中心地に近く、
ドナウ川に架かるセーチェニ鎖橋の袂に建つ
アールヌーヴォー様式の建物を利用した
フォーシーズンズホテルグレシャムパレスブダペスト。
その優美な姿は遊覧船のガイドでも紹介されるほど。

ホテル内のレストランは
オールデイダイニングのコラージュブラッセリー&バー
一箇所のみとなっていて、
朝食もこちらで提供されるので、朝は6時30分から営業しています。


高級ホテルのダイニングではありますが、
どこか懐かしいアメリカンダイナーや
レトロなカフェを想起させる内装になっていて
肩肘張らずに利用できる空間なので
昼夜問わず、ゲストで賑わっている印象です。

メインエントランス側にあるので
窓も大きく明るい空間ですが、
1階にあるので、道路や街路樹に遮られて
ドナウ川を直接眺めることが出来ないのは残念なところ。


朝食は基本的にブッフェスタイルで
コンチネンタルもしくは温かい料理がつく
アメリカンブレックファストのどちらかを選ぶことになります。
今回の宿泊は朝食付きのプランだったため
必然的にアメリカンブレックファストでした。

夜はお洒落な雰囲気を醸し出すバーカウンターに
所狭しと料理が並べられ
パンや冷菜はこちらから選ぶようになっていますが、
温かい料理は店内の中央にあるカウンターに
用意されているので注意が必要です。


すでに冬の始まる時期だったので
日の出の時間も遅く、
暗いうちから食事をする感じでしたが
徐々に外が明るくなっていく様子を感じながら
食事をするのも朝イチの楽しみのひとつ。

日中は賑やかなダイニングですが
朝はゲストの数も少なくとても静かなので
美しいブダペストの街歩きを楽しむ前に
洒落たカフェで朝ご飯を食べる感覚で
ホテルの食事をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

<公式サイト>
コラージュブラッスリー&バー

2016/12/20

朝食@フォーシーズンズホテル京都

京都の東山区に開業したフォーシーズンズホテル京都。
ソフトオープンから間もない10月下旬、
秋の気配が漂い始める季節に合わせて
早速訪問してきました。

京都という土地柄、建物の高さが制限されているため
このホテルも5階建てと低層ですが、
斜面に立地しているため、ロビーは3階部分にあり
そこから1階にあるラウンジと美しい庭園を見下ろす
吹き抜けからの眺めは圧巻です。


朝食は1階にあるメインダイニングのブラッスリーで用意され、
6時30分から営業しています。
天気が良ければ、池にせり出すように作られた
外のテラス席で食事が出来るのもポイント。

ロビーから吹き抜け部分にある階段を降りていくと
バーカウンターやラウンジエリアを
俯瞰することが出来るのですが、
その時点で並べられたブッフェの種類と
彩りに目を奪われるのは間違いありません。


朝食メニューはメインのブッフェの他にも
セットメニューとして、和朝食とヘルシーブレックファストが
ラインナップされていましたが、
ブッフェに付いてくる温かい料理については
いろんなチョイスがあるものの卵料理のみ・・・。
(ちなみにブッフェは税・サ別で4,800円とかなりお高め)

ヘルシーブレックファストにも
オムレツが付いてくるというのがネックとなってしまい、
今回はアラカルトでブリオッシュのフレンチトーストと
バナナとココナッツミルクのスムージーをいただきました。


キャラメライズされたバナナと
フレッシュなベリーが添えられたフレンチトーストは
甘さ控えめで外はカリッと、中はしっとりとして
とても美味しかったです。
スムージーも数種類用意されているので、
お好みのものを選んでみてはいかがでしょうか?

朝食でお腹を満たした後は外のテラスに出て、
平安時代にまで遡る歴史を持つ庭園、
積翠園に設けられた遊歩道を散歩するのがお勧め。
きっと心まで満たされる
優雅な朝を迎えることが出来ると思います。

2016/12/18

朝食@ハイアットリージェンシーカトマンズ

今年の9月に訪れたネパールの首都カトマンズ。
人々の活気と街の喧騒をよそに
滞在したハイアットリージェンシーカトマンズは
聖地ボダナートを望む静かなリゾートでした。

今回、クラブフロアに2泊したのですが、
この場合、通常のホテルだと
クラブラウンジでの朝食は付いてきますが
ダイニングでの朝食は別というところがほとんど。

ところがこのホテルではクラブフロアの宿泊でも
ダイニングでの朝食が選択可能ということで
1階のプールに面した清々しいザ・カフェで
朝食をいただいてきました。



基本はブッフェ形式で
アラカルトのメニューもありますが
ほとんどのゲストは宿泊料金に含まれている
ブッフェの朝食を利用していると思われます。

メニューはネパールらしいスパイシーな料理に加えて
中華系の料理と西洋料理が用意されていて
西洋料理のコーナーでは
シェフがゲストに応じて卵料理を振舞っていました。



ネパール料理は一部の定番メニュー以外は
翌日には別の料理に替わっていたので
毎日違うものが食べられるような
工夫もされている模様。

日中は気温の上がるネパールでも
朝は比較的過ごしやすいので
プールに注ぐ涼しげな水音を聴きながら
屋外のテラスで朝食を摂るのがお勧めです。

余談ですが、こちらのホテルは
複数の航空会社が定宿としているようで、
自分が滞在していたときも
クルーの方たちが制服のまま
賑やかに朝食を摂っている姿が印象的でした。

2016/12/03

朝食@マンダリンオリエンタル東京

今年は誕生日が日曜日だったこともあって
月曜日に年休をいただいて、
自分への日頃のご褒美も兼ねて
マンダリンオリエンタル東京で宿泊してきました。

国内では大好きなホテルのひとつなのですが、
最近はどうしても海外のホテルステイに
偏ってしまっている傾向があるため
随分と久しぶりの訪問でした。

こちらのホテルの朝食といえば、
オールデイダイニングのケシキでいただくのが主流で
実際、自分もこれまで宿泊した際は
いつもこちらで朝食をいただいていました。



ですが、今回は朝食時間帯も営業するようになった
アフタヌーンティで有名なオリエンタルラウンジで
初めてのブレックファスト。
ホテルの朝食付きプランでも実は
どちらかを選ぶことが出来るようになっています。

ケシキよりも30分遅い朝7時からの営業に合わせて
足を運んでみたのですが、
スタッフの方はまだ準備中だったようで
少し慌てさせてしまった形になってしまいましたが、
ラウンジの一番奥、一段高い場所にある北側の席へ。



こちらのメニューはブッフェではなく
シンプルにパリジャン(コンチネンタル)、和定食、
アメリカンのセットメニューが3種類用意されています。

アメリカンというと必ず卵料理がついてくるため
僕は選べないことが多々あったりするのですが、
こちらではエッグベネディクト、スクランブルエッグに加えて
何とパンケーキをチョイスできるのです!
これはホントにありがたい。

ということで、もちろん今回は躊躇なく
アメリカンをオーダーしたのですが、
カスピ海ヨーグルトやフルーツサラダもついてくるので、
とてもヘルシーな構成になっています。

そして、肝心なパンケーキはというと、
これが見た目からして、女性なら心くすぐられるであろう
フワフワ感たっぷりで高さのあるパンケーキが
3段重ねになった何ともフォトジェニックな佇まい。



これに付け合わせのホイップクリームと
2種類のシロップを自分好みにアレンジすれば
至福の時間が訪れること請け合いです。

見た目のボリュームはかなりありますが、
中身もフワフワでそこまで重くないので
味をアレンジしながら
小食な自分でも3枚をペロリと完食できました。

そんな至福の時間の余韻に浸りながら
気取って美味しい紅茶をいただいていると
スタッフさんがニコニコしながらやってきて、
何とテーブルにバースデープレートを用意してくださったのです。
想定外の出来事で、これには正直ビックリ!



誕生日での宿泊ということは事前に伝えていましたが、
すでに前日のシグネチャーでのランチでも
客室でもバースデーケーキを振舞っていただいたので
完全に油断していました。

朝食でまで誕生日をお祝いしていただくというのは
ホテルステイ歴14年の中でも初めての体験。
スタッフの方は(もちろん)全くそんな素振りも見せず、
さらに自分がどこで食事するかもわからないにも関わらず
こうした準備をしていただいたことに
心から感激する以外ありませんでした。

こういう心憎いサプライズが味わえるからこそ
ホテルステイはやめられないのかもしれません・・・。
これまでよりさらに一層、
マンダリンオリエンタル東京のことが好きになってしまったことは
もちろん言うまでもありません。

2016/11/27

朝食@パークハイアットニューヨーク

アメリカ東海岸の旅、3泊目は
4回目の訪問となるニューヨークへ移動して、
開業を待ち焦がれていた憧れのホテル
パークハイアットニューヨークに宿泊してきました。

セントラルパークから南へワンブロック、
6番街と7番街に挟まれ
高級ブランドの旗艦店が軒並み顔を揃える
W57thストリートという抜群の立地に建つ
超高層ビルの中に入居しています。



朝食がいただけるメインダイニング、
高級感漂うバックルームは
まだ通勤する人の姿もまばらな
静かなニューヨークの街並みを眺められる
贅沢なロケーション。

数種類のセットメニューと
アラカルトの料理が用意されていますが、
自分はニューヨークに来たら
どうしてもベーグルを食べたいと思っていたので
サーモンのプレートとベーグルを頼んだら
画像のようなボリュームのあるものが出てきました・・・。



ほどよくトーストされたベーグルに
スモークサーモンを挟んで
付け添えのサワークリームとイクラを塗れば
オリジナルベーグルの出来上がり。

街中で食べるものよりもかなり高級ですが、
この旅の中でいただいた朝食の中では
一番インパクトのあるメニューで
スタッフの方もナイスチョイスだと
お世辞とはいえ褒めてくれました(笑)。

オープンしてまだ2年経っていませんが
バックルームは現在改装中。
期せずしてリニューアル前の貴重な朝食を
レポートすることになってしまいましたが、
リニューアル後のさらなるブラッシュアップにも期待しています。

2016/11/23

朝食@パークハイアットワシントンD.C.

アメリカ東海岸の旅、2泊目に選んだのは
ワシントンD.C.の中でも
官公庁や国際機関が多く集まるウエストエンド地区に建つ
パークハイアットワシントンD.C.。

地下鉄のフォギーボトムGWU駅からも徒歩5~6分程度で
ユニオンステーションへ向かう
サーキュレーター(市内循環バス)のバス停も近く、
移動が便利だったことと
デュポンサークルにある美術館、フィリップスコレクションからも
徒歩圏内というところがポイントでした。



このホテルで朝食を提供するのは
メインダイニングのブルーダックタヴァーン。
日中は近隣で勤務するビジネスマン、
夜は地元のセレブも集うお洒落なレストランで
オバマ大統領夫妻も訪れるとか。

席を確保したいなら
ランチやディナーは予約が必要なほど混雑していましたが、
朝イチは広い空間にポツポツとしかゲストの姿はなく
日中の喧騒が嘘のよう。

メニューに載っているのはアラカルトのみで
単品でいろいろ頼むとちょっと割高・・・。
ホテルの朝食付きプランは
アメリカンブレックファストがついてくるようなので
そちらの方が無難かもしれません。



メニューには定番の卵料理から
重そうな肉料理まで用意されていますが、
自分が選んだのはレモンクリームがたっぷり乗ったパンケーキ。
パンケーキとはいえ、ここはアメリカということで
朝からいただくにはかなりのビックサイズでした・・・。

朝6時半から営業しているので
早めの出発を予定している場合でも
食事をしてから出かけられるのは高ポイント。
窓の向こうに広がる街路樹の緑を眺めながら、
爽やかな気分で朝食を楽しめます。

2016/11/15

朝食@マンダリンオリエンタルワシントンD.C.

今年の夏休みは
ワシントンD.C.で2泊、ニューヨークで1泊の
3泊5日の旅程で、3箇所のホテルを巡ってきました。

ワシントン初日の宿泊に選んだのは
マンダリンオリエンタルワシントンD.C.。
スミソニアンの博物館群が集まるザ・モールから程近く、
地下鉄スミソニアン駅から徒歩5分程度で
空港からもアクセスしやすい場所でした。

本来はクラブフロアを予約していたので
当然、朝食はクラブラウンジでいただくことを
想定していたのですが、
運悪くチェックインした日の前日に
ラウンジが一時クローズとなってしまっていたため
代わりに無料の朝食と50ドル分の食事利用券がついてきました。



ということで朝食は、ロビー階にあるメインダイニング、
ミューズでいただくことになったのですが、
ロビー階とはいえ、斜面に位置するホテルなので
ポトマック川に面している部分は3階に当たり、
大きな窓からリバービューが楽しめるようになっていて
爽やかな朝にぴったりの雰囲気でした。



ブッフェの朝食は料理の種類も豊富で
マンダリンオリエンタルらしく
中華の点心が何点か用意されていたり
温かい料理の中にフレンチトーストが混じっていたのが
取り分け印象的でした。

こちらのホテルを利用する際は
ぜひ窓辺の席を確保して
のんびりと景色を眺めながら
朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2016/11/13

ホテル開業情報(ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄)

東急不動産を含めた3社が
沖縄で進めているホテルの開発計画で
ハイアットを運営会社に選定して
ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄を開業するという
ニュースが発表されました。

場所は沖縄本島中部、
名立たるリゾートホテルが軒を連ねる恩納村。
海岸沿いに浮かぶ瀬良垣島全体と
本島のビーチ側にホテルの施設が建設されます。

国内にあるハイアットの中では
初めてのビーチリゾートとなり、
約340室のゲストルームの他にも
プールやスパ、ダイニングなど
充実した施設を兼ね備える模様。

すでに建設は開始されていて、
2018年の夏に開業を予定しているとのことで
最近のホテル開業情報の中でも
イチ早くオープンするのが今から楽しみです。

<ニュースリリース>
東急不動産

2016/11/10

朝食@マンダリンオリエンタルミラノ

イタリア旅行の最終日に宿泊したのは
昨年の夏にオープンしたばかりの新しいホテル、
マンダリンオリエンタルミラノ。

新しいだけあって、どこをとっても
センスの溢れる内装とインテリアで
感度の高い地元のゲストで
昼夜問わず賑わっていました。

そんなホテルでの朝食は
ロビー階にあるオリエンタルバーでいただけます。
モノトーンの色調で統一された店内は
バーカウンターを中心にテーブル席と
ローテーブルのソファ席が並んでいます。



朝食はブッフェ以外にアラカルトが用意され、
自分もその中から単品でフレンチトーストと
季節のフルーツを添えたヨーグルトをオーダーした・・・はずなのですが、
なぜかヨーグルトではなく、
季節のフルーツがたっぷり盛られたプレートが運ばれてきてしまい、
間違えを訂正するのも面倒なので、
そのままいただくというハプニングも・・・。



料理を待っている間、
女性スタッフがカウンターにあったお菓子を
サービスしてくれたのですが、
ハワイのマラサダのようなドーナツで
これがまた美味しい逸品でした。



この日、朝一番でテーブルに着いたのですが、
地元の若い女性たちが
朝食を目当てに足を運んでいる姿も見られ
宿泊ゲストでなくても、気軽に食事をいただけるようです。

午後から夜にかけてのオリエンタルバーは
かなり混み合っている様子なので、
ゆっくりと雰囲気を楽しみたい方は
朝食の時間に訪れてみるのもいいかもしれません。

2016/11/09

ホテル開業情報(リッツカールトン日光)

先日、Twitterでは第一報を
リツイートさせていただきましたが、
東武鉄道とマリオットインターナショナルの提携により
日光にリッツカールトンが誕生することになりました。

場所は中禅寺湖畔で
今年1月まで長年営業を続けてきた
日光レークサイドホテルの跡地。

中禅寺湖越しに男体山を望む
風光明媚なロケーションに
客室数を94室に抑えた
ラグジュアリーな空間が誕生するとのこと。

また露天風呂も備えた温泉大浴場や
スパ施設も併設されるというのもポイントです。

開業は2020年夏を予定しており
まだしばらく時間はかかりますが、
今後の続報にも期待したいところです。

<ニュースリリース>
東武鉄道

2016/10/27

朝食@ベルモンドホテルスプレンディドポルトフィーノ

今回のイタリア旅行で
一番楽しみにしていたのは
リヴィエラと呼ばれる海沿いに点在する
世界遺産のチンクエテッレ。

ミラノからはジェノバを経由して片道3時間の道のり。
日帰りできなくはないのですが、
せっかく行くのなら、泊りがけでゆっくりしたいと思い
風光明媚なポルトフィーノの丘の上に建つ
ベルモンドホテルスプレンディドポルトフィーノに宿泊してきました。

ホテルの詳細は本サイトのレポートも合わせてご覧ください。

クレアトラベラーの紹介記事を読んで以来
10年以上憧れていたホテルでしたが、
実際に行ってみると、想像を遥かに凌ぐ
ラグジュアリー度満点のホテルで
正直、かなりお高い宿泊料金でしたが
致し方ない・・・という結論に至るほどでした。



朝食をいただくレストランは
ポルトフィーノの美しい入り江を見下ろす
高台に張り出すように作られたテラスという
贅沢なロケーションでいただくのですが、
この日は天気にも恵まれ、最高のコンディション。

ブッフェスタイルの朝食は
基本的に宿泊料金に含まれていて
料理はすべてホテルの建物内にある
メインダイニングに用意されています。



特筆すべきはミニバーガーやサンドイッチ、
手の込んだパイやフルーツタルトなど
朝からボリュームのあるメニューが
豊富にラインナップされていたこと。

野菜やフルーツはお揃いの
華やかな蓋つきの食器を使用して
品よく盛り付けらていたのも
印象に残っています。



スタッフもみんなフレンドリーで
かつサービスはスマート。
人生のうち何度も訪れることはできない場所で
至福の経験を得ることのできた
自分にとって生涯忘れえぬホテルのひとつです。

2016/10/22

朝食@パークハイアットミラノ

今年のゴールデンウィーク、
後半の5連休を利用してミラノを拠点に
イタリア北部を旅してきました。

初日に宿泊したのはずっと憧れていた
パークハイアットミラノ。
建物の中央にある大きなガラスのドームは
このホテルの代名詞ともいえる存在です。



朝食はそんなドームの真下にある
クーポラロビーラウンジの
ラグジュアリーな空間の中でいただくことが出来ます。

ブッフェ形式の朝食もありますが
他にもセットメニューが用意されていて、
僕はヘルシーにシリアルや
ヨーグルトがついてくるセットをいただきました。



ホテルのゲストだけではなく、
地元のビジネスマン風情の男性が
新聞を片手に朝食を食べている姿も見られ
ミラノの街に溶け込んでいるホテルという印象を受けました。

ちなみにハイアットの会員組織、
ゴールドパスポートのプラチナ会員は
朝食が30%割引になるということで
恩恵を受けられることもご報告しておきます!

2016/10/20

朝食@アマネム


今年の春、桜の花びらが舞う中で訪れた
アマンリゾーツの国内2箇所目のプロパティ、
アマネムの朝食を遅ればせながらご紹介します。

ダイニングのロケーションは
レセプションのあるメイン棟から伸びる
美しい回廊の突き当り、
一番英虞湾に近い場所にあります。

前日の夕食をこちらでいただいた際に
スタッフの方から、明日の朝食の時間が決まっていれば
炊き立てのご飯をご用意します、
というご案内をいただきましたが
僕の朝食は基本的にパン派なので、答えを保留に・・・。


翌朝、いつものように朝の誰もいないパブリックスペースの撮影を終え、
営業開始時間に訪問したところ、
まだ扉が開いていないハプニングはありましたが、
別のスタッフの方の機転で、無事に中に入れていただきました。

朝食のメニューは
和食、洋食ともにそれぞれ2種類あって
和食は朝から豪勢な箱入りのお膳とシンプルなお膳、
洋食はコンチネンタルとアメリカンというラインナップ。



ひとつひとつ釜で炊き上げるご飯のついた
和食の方がやはり人気なようですが、
自分は一番シンプルなコンチネンタルの洋食を
オーダーしました(残念ながら僕は卵料理が食べられません)。
卵料理の代わりに別のものが頼めるか
確認すれば良かったのですが・・・。

コンチネンタルの朝食は地物野菜を使ったサラダに
カットフルーツ、ヨーグルトとパンが付いていて
シンプルながらも見た目は華やかで、
朝からビタミンをたっぷり摂ってシャキッとした気分に。


このときは窓際の席ではなく、あえて窓に正対する
長椅子のあるテーブルでいただきましたが、
向かい合って座ると一人は景色に背を向けてしまうので、
一緒に行かれる方がいる場合は窓際の席で
景色もしっかりシェアするのがお勧めです。

客室数に対して座席数が多く用意されていて
リゾートなので朝食も遅めのゲストが多いのか、
混雑することもなく、
スタッフの方との会話も楽しみながら
ゆっくりと贅沢な朝食がいただけると思います。

本サイトのレポートも合わせてご覧ください。

2016/10/17

朝食@ペニンシュラマニラ

本日も朝食コーナー更新です。
2016年2月に宿泊した
ペニンシュラマニラでの朝食をご紹介します。

こちらのホテルではクラブフロアに宿泊。
アサインされた部屋はクラブラウンジと同じフロアで
かなり至近な位置にあったので、
まるで自室にいるような感覚で
足繁くラウンジに通ってしまいました。



そんなクラブラウンジでの朝食ブッフェは
メニューが少し物足りない・・・というホテルも多いですが、
こちらのラウンジはパンの種類が豊富に揃い
暖かい料理も提供されるので
意外と充実しています。

ラウンジ自体もそれほど大きくはなく
ゲストも少なめなので、とても静か。
植栽の緑とマカティの街並みを眺めながら
のんびりと食事をすることができます。



朝食以外の時間帯でも
アフタヌーンティにはケーキや焼き菓子、
カクテルタイムにもいろいろなオードブルが用意されるので、
クラブラウンジとしての利用価値は高いと思います。

2016/10/16

Twitter始めました

今晩は。Luxeホテルレポート管理人のtutomuです。
いつもホームページおよび
ブログをご覧いただきありがとうございます!

いまさらではありますが
Twitterのアカウントを作成してみました。

内容はこのブログと連動していることが多いかもしれませんが
これまでのホテルや旅の遍歴なども
振り返りつつツイートしていこうと思います。

Twitterのアカウントをお持ちの方は
ぜひフォローをお願いいたします。

https://twitter.com/LuxeHotelReport

朝食@パークハイアットシドニー

シドニーではもう一軒、
ハーバーブリッジが対岸へと伸びる
シドニー湾にせり出す岬に建つ
パークハイアットシドニーにも宿泊しました。

1階にあるダイニングルームは
大きな窓の向こうにサーキュラーキーと
オペラハウスを間近に望むという
唯一無二のロケーションが売り。


天気さえ良ければ、
オペラハウスの向こうから昇る朝日を見ながら
朝食をいただくことが出来るので
心地よい気分で一日の始まりを迎えられること請け合い。

朝食はコンチネンタルに相当するパークブレックファストと
フルブレックファストのダイニングルームブレックファストがあり
後者を選ぶとブッフェの他に
アラカルトメニューから料理が一品選べるという
僕の好きなスタイルでした。



ブッフェの料理自体は至ってノーマルですが、
予め用意されたサラダやヨーグルトは
中が見える大きな冷蔵庫に陳列されていて
自由に選ぶスタイルになっていたのが
印象に残っています。

アラカルトから選んだフレンチトーストも
フレッシュなベリーがたっぷり添えられ
キャラメライズされたバナナが甘く香ばしく
朝から幸せな気分に浸ることが出来ました。



こちらのダイニングルームは
パークハイアットシドニーのメインダイニングなので
夜になると朝とは違った
ムーディーな雰囲気で食事をいただけるのも魅力。
世界遺産を眺めながら、優雅なひとときをお過ごしください。

2016/10/15

朝食@インターコンチネンタルホテルシドニー

すっかりご無沙汰の朝食コーナー。
アフタヌーンティコーナーと合わせて
有名無実化しそうな勢いですが、
最近ちょっとやる気が出てきたので(笑)、
久しぶりに再開したいと思います。

とはいえ1年以上遡るのは紹介するにも
記憶をたどるにも(!)厳しいので
2016年に入ってから宿泊したホテルの
振り返りを進めたいと思います。

今回ご紹介するのは1月に宿泊した
インターコンチネンタルシドニー。
クラブラウンジを利用したいがために
宿泊した自分の期待に違わぬ
シドニー湾の絶景っぷりは感動ものでした。

そのあたりの詳細は本サイトのレポートをご覧ください。

ということで、朝食ももちろん
クラブラウンジでいただきました。
朝一番に訪問して、まだ誰もいない最上階を独り占め。
しっかりと窓際の座席を確保して
ブッフェ形式の朝食をいただきました。



品数はそれほど多くありませんが、
一面の窓の向こうに広がる
このシドニー湾の景色だけで
お腹が一杯になる・・・かもしれません。
何より、スタッフの方がとてもスマートで
感じよく接客してくださったのが印象的でした。

いままでいくつものクラブラウンジは利用していますが
その中でも個人的に評価の高いクラブラウンジなので
機会があればぜひ、この絶景を堪能しに
訪問してみてはいかがでしょうか。

カトマンズの旅(バクタプル編)

カトマンズ市内の観光を終えて、
午後は近郊にある古都・バクタプルへ。
その前に午後だけ参加のお客さんをピックアップして
道中でお昼ごはんをいただくことに。

連れて行ってもらったのは
カトマンズの中でもちょっとハイソな雰囲気漂う
洋館が立ち並ぶ一角。
戸隠で修行したという現地の職人さんが振舞う
ヒマラヤ蕎麦をいただくことに。



出された料理は完全に見た目も味も和食。
少し味は薄味でしたが、普通に美味しく
現地駐在の日本人の方には
ありがたい存在なのかもしれません。
現地人ガイドさんも手慣れた箸さばきで食事をしていました。

お腹を満たした後はいざバクタプルへ。
ネパールからバクタプルまでは
広くて快適な道が整備されていて、
日本の援助で建設された道路だそう。
ですが、せっかく交差点に設置されている信号は使われず、
警察官が車を捌いていて、渋滞するのは相変わらずでした・・・。

バクタプルはネパールでも特に古い町並みが残る街で
中心部には車が乗り入れられないため
近くの駐車場で車を降りて
街の入り口で入場料を支払ってから
坂道を登って丘の上に広がる街を目指します。



街の中心、ダルバール広場に辿り着くと
こちらもやはり崩壊してしまった建物が目につきますが
55の窓を持つ旧王宮は現存していて
兵隊さんが目を光らせる金色に輝くゴールデンゲートをくぐり
内部を一回りすることが出来ました。
併設されているタレジュ寺院はヒンズー教徒しか入れませんが
入口から中を覗き込むことは許してもらえます。

ダルバール広場から南に延びる
路地に入ると、地元の人々が営む商店が軒を連ねていて
静かでのんびりとした雰囲気に。
焼き物でも有名な街ということで
路地を抜けた広場には、焼く前の器や壺が天日干しされていました。



カトマンズ盆地随一の高さを誇る
5層のニャタポラ寺院のあるトウマディー広場から
ダッタトラヤ寺院の建つタチュパル広場まで
街のメインストリートの雰囲気を味わいながら散策した後、
ガイドさんに名物になっているヨーグルト、
ズーズーダヒ(しかも作り立て)をごちそうしていただきました。
これがものすごい逸品で、美味しさに感激すること間違いなしです。

現地のツアーは案外さらっと名所を観光して終わり、
ということがままありますが、
今回はゆっくり街歩きをすることが出来て
特にバクタプルはここまで来る観光客はいないような
穴場の寺院にも連れて行ってもらい、満喫することが出来ました。



まだ震災の傷跡が生々しいカトマンズ盆地の街ですが
人々が力強く生活している姿や
寺院が着々と再建されている様子を垣間見ることができました。
僕には観光でお金を支払うことくらいしか出来ませんでしたが
一日も早い復興を心より願っています。

2016/10/13

カトマンズの旅(カトマンズ市内編)

カトマンズ滞在2日目。
この日は事前に現地の旅行会社で
カトマンズ市内とバクタプルを巡る
1日ツアーを手配していました。
少し遅めの朝10時にホテルに迎えに来てもらい、
まずは街の中心、ダルバール広場へ向かうことに。

前日、空港からホテルの短い移動でも
ひどい渋滞に巻き込まれたので
ある程度は覚悟をしていたのですが、
ドライバーさんが裏道を選んで頑張ってくれたにも関わらず
ダルバール広場に辿り着いたのは
ホテルを出てから1時間後のこと・・・。



広場の近くで車を降りた後、
古い商店街の中を歩くこと5分ほどで
世界遺産のダルバール広場に到着!
以前は古い楼閣が数多く立ち並んでいましたが
地震によって崩壊してしまったものもあり
現在もなお立ち入りが一部規制されている状態でした。

そんな状況を目にしつつ、
まずは広場の南側に位置するクマリの館へ。
ここにはクマリという生きた女神が生活をしていて、
1日に2回、建物の窓から顔を出してくれるのですが、
渋滞に引っかかったお陰?で5分も待たずに
(しかも団体客でごった返すこともなく)
クマリのお顔を拝見するという幸運に恵まれました。



ダルバール広場をぐるっと一周した後は
博物館になっているハヌマン・ドカ(旧王宮)の内部を見学。
こちらには立派な9階建ての楼閣があり
以前は登ることも出来たそうですが、
上層階の部分が崩れてしまい、いまはやはり閉鎖中・・・。

とはいえ旧王宮だけあって、広い中庭を囲むように
荘厳な佇まいの建築物が連なっていて
精巧な細工なども間近に見られ、
往時の栄華を充分に感じることができました。



ダルバール広場を見学した後は
小高い丘の上に建てられたスワヤンブナート寺院へ。
歩いていく場合は心臓破りの階段を登って
アクセスしなくてはならないようですが、
車だと山の中腹まで行けるのが嬉しいところ。

タルチョがはためく頂上に辿り着いて驚いたのは
民家やカフェ、土産物店が立ち並ぶ
まるで門前町のようなコミュニティがあったこと。
規模は違いますが、東京の御岳山のような感じ、
といえば雰囲気をわかってもらえるでしょうか?



この寺院のシンボルである仏塔は、
幸いにも地震の被害を免れ
天に向かって聳え立つ金色の尖塔と
四方に描かれた仏陀の力強い目を見ることが出来ます。
ボダナートに比べると規模は小さいですが
ネパールの中でも重要な仏教寺院のひとつだそう。

立派な仏塔も然ることながら、
頂上から見渡すカトマンズの街の景色も壮観です。
想像しているよりもカトマンズの街は規模が大きく
中心部に高い建物はないものの
郊外には高層マンションも少しずつ姿を現していて
これから少しずつ近代化の波が押し寄せてくる・・・
そんな予感がしました。



2016/10/10

カトマンズの旅(ボダナート編)

カトマンズ入りに際して、諸々のハプニングはありましたが、
宿泊先のハイアットに到着すると、
それまでの激しい渋滞や道路の土煙、
車が吐き出す黒い排煙や街の喧騒を
忘れされるほどの静けさと清々しさが出迎えてくれました。

フォトジェニックなクラブラウンジでチェックインを済ませ
部屋に荷物を置いて一息ついてから
ホテルの目の前にある世界遺産、
チベット仏教の聖地、ボダナートを散策してきました。

ホテルからの直線距離は近いものの
一度大通りに出なくてはならないので
行きは車で来た通りの道を戻って
セキュリティゲートのある場所から向かっていったのですが、
途中、ホテルに隣接するタラガオンミュージアムの入り口を発見し、
帰りはその敷地を通り抜けてショートカットすることが出来ました。
ハイアットからボダナートへ行かれる方はぜひ試してみてください。

途中、歩道が工事中のため車道を歩いたり、
電線が大きく地上まで垂れ下がる
危険な場所を避けたりしながら7~8分(ショートカットで5~6分)ほど歩き、
一際、人通りの多い通りを左に曲がれば、
すぐ目の前にボダナートの巨大な仏塔が目に飛び込んできます。



現地の人はもちろん無料ですが、
観光客はそのすぐ脇にあるチケットブースで
250ルピーを支払ってから入場します。
(ボダナートの周囲に数か所設けられているようです)
ちなみにネパールルピーは1ルピー=約1円なので、
計算しなくていいのが嬉しいところ。

正面に建つ仏塔は、昨年の大地震の被害によって
一度白いドームを残すのみの状態になってしまい、
急ピッチで再建されているのですが、
訪問時にはすでにかなりの高さまで塔が伸びていました。
その想像以上の大きさに圧倒されつつ、
チベット仏教のルールに沿って、左回り(時計回り)に
仏塔の周りを歩いていくことに。

仏塔の周りはドームに沿うように
同心円状に建物が所狭しと立っているのも壮観です。
現地の人向けというよりは
観光客向けのお土産屋さんやカフェが並んでいますが、
そちらには目もくれず、
1周目は360度、いろんな角度から仏塔を見学。



2週目に入ると仏塔以外のものにも目を向けることが出来、
その周囲を巡る参拝客の多さを実感。
仏塔を囲む壁に設置された本物のマニ車に感動しつつ、
現地の人の見よう見真似でマニ車を回してみました。
(1回回すことで1回お経を読むのと同じ功徳が積めるそうです)

日本人も仏教には慣れ親しんでいますが
チベット仏教はそれとは異なる独自の文化が築かれていて、
ブータンに憧れを抱く僕にとっては、
その雰囲気を味わえる場所であり、
歩いている人もどちらかというと日本人に似た顔立ちの人が多く、
赤い袈裟をまとった僧侶の姿も多く見受けられ、
疑似ブータン体験を出来たのでは?という感じでした。



ボダナートの丁度真北には
そんなチベット仏教らしい華やかな装飾が施された寺院があり、
観光客でも自由に入れそうな雰囲気だったので
階段で2階に上がってみると、
そこではボダナートに向かって、人々が熱心に読経をしていました。

邪魔をしないように本堂を参拝した後、
さらに上に行けるようだったので、
狭い階段を上っていくと、そこは屋上テラスになっていて、
目の前にボダナートを含む、素晴らしいパノラマが広がっていました。
ここはガイドブックにも(恐らく)載っていないので
ぜひ自分の目で確かめて欲しいと思います!



日も暮れ始め、脇道の商店街や寺院を散策しながら
夕食の場所を探していると
ボダナートを囲む広場の北東の外れに
チベットキッチンという看板を発見。
ここでは絶対にチベット料理を食べておきたかったので
勇気を出して訪問しました。

夕食の時間にはまだ早かったので、
他のお客さんの姿はなく、
ボダナートの見える窓際の席をゲットして
チベット風うどんのトゥクパとチベット風餃子のモモをいただきました。
紅茶も含めて500ルピーしませんでしたが、
ボリュームもあって、僕はお腹一杯になってしまいました。

結局、ボダナートの周りを3周して
気づけば2時間以上滞在していましたが
なかなか訪れる機会のない、チベット仏教の聖地であり、
ネパールの雰囲気とは違う
仏教文化が色濃く感じられる場所なので、
カトマンズに来た際はぜひ訪問されることをお勧めします。

2016/10/08

カトマンズ旅行メモ(ハプニング編)

今年の9月は秋分の日が木曜日ということで
敬老の日に出社した分を金曜日に振り替えることで
ちゃっかり4連休を確保して、ネパールのカトマンズを旅してきました。

東京からはタイ国際航空を利用して
バンコク経由でカトマンズに入ったのですが、
行きも帰りも深夜便だったので
東京⇔バンコク間はほとんど記憶がありません(笑)。

バンコクで5時間ほど乗り継ぎ待ちした後、
カトマンズ行きの便に搭乗したのですが
中型機を使用するのかと思いきや
大型の777で、しかもほぼ満席だったのにはびっくりしました。

3時間ほどのフライトとはいえ、
国際線なので、ちゃんとした機内食も振舞われます。
個人的にはタイ国際航空に乗ったらお約束の
チキンカレーを食べたかったのですが、
隣の人で品切れしてしまうという悲劇に見舞われ、
何の変哲もないエビのクリーム煮になってしまいました・・・。
(帰りの便でリベンジは果たしました・笑)

落ち込む僕に追い打ちをかけるようにさらなる悲劇が・・・。
カトマンズへ向けて降下を開始した飛行機から
ネパールの田園風景が見えてきたので
カメラを手に取り電源を入れようとしたところ
まさかのレンズエラーでシャットダウンされてしまうという事態に・・・。

実はクロアチアのドブロブニクを訪問したときに
一度遭遇している現象で、
キャノンのS100という機種が元々抱えている問題だったのですが
不具合があることを知らなかった僕は
帰国してからその事実を知り、愕然としたのをいまでも鮮明に覚えています。
(修理に出した後はこの4年間、問題なく作動していました)

その時はホテルの撮影はほぼ終えていて
フランクフルトで乗り継いでパリに向かう行程だったので
フランクフルト空港でデジタルカメラを購入することで
傷は比較的浅くて済んだのですが
ここネパールでその技が出来るとは思えず・・・。

そんなネパール到着直前のハプニングに動揺しつつも
入国時にビザを取得しなければいけないので
とりあえず意識を切り替えて、足早に入国審査場へ向かい
ビザ代金を支払い、緊張しながら列に並んだのですが、
カウンターがそれほど混んでいなかったので
思ったほど時間もかからず、こちらは無事に入国することが出来ました。

空港の制限エリアを出た途端に始まった
怒涛のタクシー呼び込み攻撃の洗礼(歓迎?)をかいくぐり、
一目散にハイアットのロゴを持った男性の元へ向かったのですが、
お願いしていた送迎車が渋滞で到着していないということで
シャトルバスに乗って待っていて、と言われるままに乗り込むと
僕一人を乗せて、なぜかバスは走り出し、
そのままホテルへ到着してしまいました・・・。

そんなハプニング続きのカトマンズ入りとなってしまいましたが、
辛うじてiPodのカメラで撮影を敢行し、
今回のホテルレポートは全編iPodで撮影した画像を公開しています。
明るい場所では問題なかったのですが、
やはり光量の少ない場所や遠景を撮るには不向きで
せっかく絵になる空間がたくさんあるホテルだっただけに
悔いの残るところはありますが、
上記の事情を汲んだ上でご覧いただければ幸いです。

2016/07/13

ホテル開業情報(フォーシーズンズホテル・東京)

しばらくぶりの更新となってしまい
ご迷惑をおかけしております。

ホテルレポート以外の情報が
なかなか更新できずに滞っている当ブログですが、
久しぶりにホテル開業の大型案件が
本日発表されておりましたので、早速ご紹介いたします。

現在、大手町で進められている
三井物産の本社跡地に建設中の
オフィスを主とした複合用途の高層ビル上層階に
フォーシーズンズホテルが出店することになりました!

2棟あるビルのうち39階建てのビルの
上層階がホテルとして使用され、
最上階にロビーを配置し、
34階~38階に約190室のゲストルームを用意するそう。

構成的には同じく三井不動産が所有する
日本橋三井タワー内に出店している
マンダリンオリエンタル東京と同じスタイルですが、
こちらもラグジュアリーな雰囲気になることでしょう。

正式名称はまだ未定ですが、
開業は東京オリンピックに間に合う
2020年春を予定しているとのことで、
丸の内のフォーシーズンズの動静も気になるところです。

このニュースでそれ以上に驚いたのは
大手町というオフィス街の中心にありながら
わざわざその敷地を避けてビルが建てられたという
曰くつきの将門塚は
今回の計画でも開発の手を免れているということ。
恐るべし将門の怨念・・・。

<ニュースリリース>
三井不動産

2016/05/01

アマネム(客室編)

前回のチェックイン編に引き続き
本編のレポートでは伝えきれなかった
客室について、ご紹介したいと思います。

ちなみに当初、一番スタンダードな
ガーデンビューの森スイートを予約していましたが
ご厚意でパーシャルオーシャンビューの
空スイートにアップグレードしていただきました。

スイートは1棟2室が基本で
全室が角部屋になるようになっています。
切妻屋根に墨色の壁面が特徴で
雰囲気的には長屋のような佇まい。



今回アサインしていただいたのは
隣に建物のない一番奥の部屋で、
他の部屋だとおそらく坪庭のあるスペースが
斜面に広がる森を見下ろすようになっていました。

玄関を入るとすぐ視界には入らないよう
左側(もしくは右側)の扉から部屋に入るレイアウトで
アマン東京と同じく小上がりがあり、
部屋へは靴を脱いで上がるようになっています。

扉を入った所に坪庭が見えるダイニング、
中央には存在感のあるベッドが配置され、
ベッドの正面にパネルで目隠しできるミニバーとテレビ、
明るいテラス側に大きなデイベッドというレイアウト。



テレビの脇にある扉はバスルームにつながっていて
テラス側にバスタブと開放的なシャワールーム、
正面奥に扉で仕切られた独立型のトイレがあり、
向かい合わせの洗面台の背後にウォークインクローゼットも完備。

最初玄関を入ったときに正面は壁だと思っていましたが
実際にはバスルームへつながる扉になっているので
洗面台の裏側からクローゼットへ
ショートカットできるという巧みな構成になっています。

外には昔の日本を思い起こさせる
広い縁側のようなテラスが備わり、
大きなデイベッドが2つもあるので、
静かな英虞湾の景色をいろんな角度から眺めることが出来ます。



調度品には日本の伝統工芸品が用いられ
季節柄、花器には桜が生けられていたり、
ルームキーのホルダーが組み子細工になっていて
Do not disturbを意味する札とお揃いのデザインという洒落っ気も。

アマンらしさを感じたところといえば
テレビを隠すパネルの戸袋の裏に収納が設けられ
そこにエスプレッソマシンや電気ポットなど
雑然としたものを極力隠していたのは流石の一言。

また、浴室には温泉も引かれているのですが、
稀に温泉が肌に合わないゲストのことを考慮して
温泉、お湯、水の3つの蛇口が用意されていたことも
アマンらしい気遣いが垣間見えた点でした。



アマン東京と同じケリー・ヒル氏が設計を担当しているので
木材と石の組み合わせ方はよく似ていましたが、
個人的にはアマネムの方がより日本らしさを全面に押し出しつつも
アマンリゾートらしく仕上がっているように感じました。