2017/08/27

アフタヌーンティ@シャングリ・ラホテル東京

せっかくシャングリ・ラホテル東京に泊るなら
ラウンジでアフタヌーンティも楽しみたい・・・
という欲求に逆らうことが出来ず、
チェックイン前の時間を利用して訪問してきました。

宿泊自体は随分前から決めていたので
アフタヌーンティも2ヶ月くらい前に
予約を入れていたのですが、
当日、いざラウンジを訪れてみると満席。
もちろん窓際ではありませんでした・・・。



休日は2部制になっているそうで
自分は1回目の13時からでしたが、
ロビー階のウェイティングスペースは
アフタヌーンティ目当ての女性ゲストで溢れているほど。
予約は早いことに越したことはないようです。

こちらのアフタヌーンティは久しぶりでしたが、
紅茶はポットごとに茶葉を変えられるようになっていたので
色んな茶葉にトライすることが出来ます。



会計を部屋付けにするため
事前にレセプションデスクに立ち寄った際、
エデンの園というブレンドティーがお勧めですよ、と
スタッフの方に教えていただいたので、
最初の一杯目は迷わずエデンの園をオーダーしました。
(注文を受けてくれたスタッフの方もお勧めですと言っていました)

実際、いただいてみると
マンゴーとパッションフルーツのフレーバーで
爽やかな香りが鼻をくすぐり
すっきりした味わいで、何杯でも行けそうなお茶でした。



三段トレイで提供される正統派スタイルのフード類は
通常、2段目にあるスコーンがなく、
上2段のお皿にはスイーツが3種類ずつ乗せられています。
これは焼き立てのスコーンが後から別で届くスタイルのため。
くれぐれもお腹の配分にはご注意を(笑)。

以前はこの3段トレイにプラスして
ワッフルが付いていたことを考えると
ボリュームは控え目になったとはいえ、
お腹を空かせて、ゆっくりお茶を楽しみたいところ。
混雑しているので、少し落ち着かないのが残念なところですが・・・。



スタッフの方もお茶がなくなりそうな
タイミングを見計らったかのように
席へ足を運んでいただけるので、
ぜひ色んなテイストを楽しんでみてはいかがでしょうか?

2017/08/20

ロンドン旅行メモ(ガトウィック空港編)

通常、日本から飛行機でロンドンへ向かう場合、
恐らくほとんどの人が、直行便の飛んでいる
ヒースロー空港を利用されるかと思いますが、
今回の旅ではノルウェーのベルゲンから移動したため
初めてガトウィック空港を利用しました。

元々はブリティッシュエアウェイズの便で
お昼過ぎにヒースロー空港に到着する予定だったのですが、
スケジュール変更で夜出発になってしまい、
それではロンドンで何も出来なくなってしまうことから
国内の窓口に電話して、キャンセルすることに。
(先方都合なのでキャンセル料もなく、対応も親切でした)

その後、代替えに選んだのは
ノルウェー拠点のLCC、ノルウェーエアシャトル。
こちらは早朝出発便でしたが、それ以外の手段がなく
そんなに評判も悪くない、ということで利用してきました。

実際には欠航や遅延は多いようでしたが、
自分の利用した便はベルゲン空港の駐機場で
謎の30分待機があった後、
きっちり30分遅れでガトウィック空港に到着しました。
(機内ではコーヒーが無料で飲めました)

事前に予定をガッツリ組んで行動するタイプなので
この30分の遅延はなかなか痛いものがあったのですが、
僕にはその事前対策として、
旅行前にひとつ手を打っていたことがありました。

それがガトウィック空港で実施されている
プレミアムパスポートコントロール
いわゆるファストトラックです。
(ヒースロー空港でこのプログラムは実施されていません)

ファストトラックを利用できるのは
ファーストやビジネスクラスの乗客に限られるケースがほとんどで
今回乗ったLCCでは、利用できるはずもないのですが、
いろいろと調べてみると、
ガトウィック空港では別料金を支払えば
誰でもファストトラックを利用できることがわかったのです。

前回、初めてロンドンを訪問したときは
特典航空券でヴァージンアトランティック航空の
アッパークラスを利用したのですが
(日本路線から撤退した今となっては貴重な経験でした)
ヒースロー空港はファストトラックでさえ長蛇の列が出来ていて、
入国までにかなり時間を要した記憶があります。

そんな入国審査の待ち時間を
何とかして短縮できないものか?と思っている方に
まさに打ってつけなこのプログラム、
何とそのお値段、9.99ポンド(約1,400円)なんです!
(ちょっと胡散臭いですか?)

手続きはもちろんウェブ上から。
到着予定時刻の24時間前まで申し込めて、ステップも至ってシンプルです。
ただし、1時間に何人という枠が決められているようなので
時間帯によっては利用できないこともあるかもしれません。

また、時間帯が決められているため、
予約した時間から1時間以内に通過することが求められるので
飛行機が遅延した場合、どうなるのかがちょっと不安なところ。

僕の場合、朝9時の時間帯を予約していたのですが
飛行機が30分遅延してしまったので、
結局、パスポートコントロールに着いたのは
9時50分くらいでギリギリセーフ(汗)。

ですが、到着した時間帯の一般レーンは
かなり長い列が出来ていたにも関わらず、
ラッキーなことに、ファストトラックには
誰も並んでいない状態でした。

一般レーンの奥にある専用レーンの手前に
係員の人が立っているので
そこで予約した際に受け取ったEメールを提示すればOK。
混雑している一般レーンを横目に
入国審査官のブースまであっさり到達できます。

どこの国へ行っても、入国審査はちょっと緊張しますが
女性の入国審査官には入国の目的を聞かれただけで、
あっという間に終了してしまい
逆にこれでいいのかな?と思うほどでした。

こうして目論見どおり、遅延した30分を取り戻し、
意気揚々とターミナルとバリアフリーで直結している
鉄道駅に向かったのですが、
何と肝心な鉄道がすべて遅延している・・・
というオチが待っていました(苦笑)。

ちなみにロンドン中心部までは
ガトウィックエクスプレスのような優等列車を使わなくても
グレートサウザンレイルやテムズリンクの電車が走っているので
オイスターカードを利用して移動することが可能です。

僕は以前購入したオイスターカードを忘れてしまったため、
改めて買わなくてはならず、
ターミナル側(西側)にある自動券売機の列に並んだのですが
そこでは購入できないことがわかり、
改めて駅の一番奥(東側)にある窓口の列に並び直して購入しました。
(払い戻しが出来ないビジターオイスターカードのみ販売しています)

ここからホテルのあるロンドンブリッジ駅へは
テムズリンクの直行便があるはずだったのですが、
その列車は平日しか走っていなかった、なんていう
想定外のこともあるので、下調べはくれぐれも入念に・・・。
(結局、ウォータールー経由で1時間ほどかかりました)

余談はさておき、ロンドンへ行かれる際、
他の都市を経由して移動される場合は
ガトウィック空港に到着する便を選択するのも
ひとつの手かもしれません。

9.99ポンドが高いか安いかは判断が分かれるところですが、
長蛇の列を回避可能なこのプログラムを利用すれば
もしかするとヒースロー空港を利用するよりもスムーズに
ロンドン中心部へアクセスできるかも?
ぜひ参考にしてみてください。

<公式サイト>
ガトウィック空港

朝食@シャングリ・ラホテル東京

今年の誕生日は月曜日だったので、
半ば強引に年休をいただき、
シャングリ・ラホテル東京で過ごしてきました。

今回も最上階にあるホライゾンクラブラウンジに
アクセスできる部屋での宿泊でしたが、
前回から時間が経過していることもあり
少しルールも変わっていました。



以前はホライゾンクラブで滞在する場合、
クラブラウンジでの朝食しか選べなかったのですが、
現在はロビー階にあるピャチェーレでの
朝食ブッフェも選択が可能に。

その朝食ブッフェ自体も以前は
ロビーラウンジで提供されていた記憶があるのですが、
ピャチェーレはランチでしか利用したことがなかったので
今回はこちらで朝食をいただくことにしました。



ピャチェーレの内部も一部改装され、
エントランスを入って右側にあった
コンパートメントの座席部分に
朝食を並べられるカウンターが設置されていました。

メニューを見せていただくと
ブッフェとは別にアラカルトからひとつ
出来立ての料理を選べるスタイルになっていて、
充実した卵料理メニューの他にも
4種類のパンケーキとフレンチトーストをラインナップ。



その他にもお膳で提供される和朝食や
中華粥をメインにしたオリエンタルのセットメニューも
用意されています。

ブッフェのカウンターに並ぶ料理は
定番の点心に加えて、スープ、サーモンのトマト煮、
蒸し野菜と品数は絞られているものの
料理を提供するオレンジ色のホーロー鍋と相まって、
見栄えのする空間に仕上がっていました。



後からテーブルに運ばれてきた
カリッカリで香ばしいフレンチトーストをいただきつつ
まだ動き出したばかりの東京駅や
丸の内の街を窓越しに眺めながらの朝食は、
一日のパワーを充分にチャージ出来そうな気がします。

2017/08/19

アフタヌーンティ@シャングリ・ラホテルアットザシャードロンドン

先日の夏休み、ホテルレポートでもご紹介した
ロンドンのシャングリ・ラホテルに宿泊してきたのですが、
イギリスといえばもちろんアフタヌーンティの本場・・・
ということで、しっかり堪能してきました。

シャングリ・ラホテルでは35階のティングラウンジで
イングリッシュとアジアン、2種類のアフタヌーンティが用意され、
日本の雑誌のロンドン特集でも取り上げられるほど
現地でも人気のあるアフタヌーンティのひとつとなっています。



ですが、ホテルのサイトをよく見ると、
ホテルの最上階、52階にあるバーラウンジのゴングでも
ティングと同じアフタヌーンティがいただけるのですが、
このことはあまり知られていないのではないでしょうか?
(ただし、ゴングはイングリッシュアフタヌーンティのみ)

35階でも十分な眺めを堪能できますし、
広々とした空間でゆったり寛げるのも魅力ですが、
今回は、さらに上層階からの眺めと
座席も限りがある隠れ家的なバーの雰囲気を楽しむべく
ゴングでのアフタヌーンティにトライしてみました。



事前にイギリスのアフタヌーンティ専門の予約サイトから
オンラインで予約を入れていたのですが、
時間どおりにエレベーターで52階に到着すると
赤いドレスが印象的な女性スタッフに導かれて
建物の東側にあたるラウンジエリアの
窓辺に沿って設えたソファ席に通していただきました。

シャンパンがついたものもありますが、
通常のアフタヌーンティと数種類の紅茶リストから
好みのものをオーダーした後は
高層階からの眺めを見ていれば、待ち時間は気になりません。



イングリッシュアフタヌーンティは
モダンな3段トレイで提供され、
1段目にサンドイッチ、2段目にスコーン、
3段目にスイーツを乗せた正統派スタイル。

サンドイッチはそれぞれ異なる具材のものが5種類、
スコーンは王道のプレーンとレーズンの2種類
スイーツも色鮮やかな5種類と
1人分の用意でも、お皿の上は一杯な状態です。



イギリス料理は美味しくないというのが定番ですが、
スコーンに関してだけでいうと、いままでの経験上
イギリスで食べるものが一番美味しいと思っています。
日本のものも十分美味しいのですが、
本場のものは段違いにしっとりしていてパサパサ感がありません。
ここシャングリ・ラのスコーンも例外なく美味しかったです。

紅茶は最初に選んだ1種類しか飲めませんが
スタッフの対応も感じ良く、
景色を楽しみつつ、お腹も満たせて
あっという間に時間が過ぎていきました。
イギリス最高層ビルで味わう絶景アフタヌーンティ、
ロンドンを訪れる際はぜひ旅程に加えてみてはいかがでしょうか?

2017/08/13

西ノルウェーの旅(フィヨルド周遊編)

前回ご紹介したノルウェーナットシェルを利用して、
ベルゲンからフィヨルド周遊の日帰り旅行に出かけてきました。
7月上旬とはいえ、当日は天候が生憎だったこともあり、
気温も少し肌寒く感じるほどでしたが
一度は行ってみたかったフィヨルドを目指して、いざ出発です!
(ちなみにフィヨルドはノルウェー語です)

ベルゲンからヴォスまでは、
車窓が風光明媚なことで有名なベルゲン急行で移動します。
座席はすべて自由席ということもあり、
当日は出発の30分前には駅に到着したのですが
すでに長い列が出来ていました。



電車が到着して、乗車が始まると
座席確保のため乗客はプラットホームを
我先にと駆け足で進んでいきます。
自分も何とか真ん中あたりの車両を選び、
無事に窓側の席をゲットしました。

この際、座席の場所によって、
窓がないところや、窓があっても視界が狭い場所があり、
進行方向と逆になる座席もあるので
急ぎながらも慎重に席を選んだ方がいいと思います。



右側と左側、どちらを選ぶかについてですが、
僕の場合は進行方向左側の席だったので、
ベルゲンを出た後しばらくは、奥深い入江や川の流れが見られました。
ただ、中盤からヴォスまでは右手の視界が開けるので
どちらがいいとは一概には言えないと思われます。

列車に揺られること1時間13分ほどでヴォスに到着した後は
ここからバスに乗り換えるのですが、
駅周辺が工事中の影響なのか、バス停が少し離れた場所にありました。
とはいっても、人の流れが出来ているので
迷うことなく辿り着けると思います。



列車から降りる人数も多いので、
バスも5~6台が待機していましたが、
手前にいたバスはすでに混み合っていました。
そこで後ろの方のバスを見ると、まだ誰も乗っていないバスがあったので
運転手さんと反対側(進行方向右側)の先頭を確保。
(行先が違うバスもあるので確認をお忘れなく)

バスは並んでいる順番に出発するのかと思いきや
自分の乗ったバスが前にいたバスを追い越して
一番最初に出発したのは想定外でしたが、
お陰で前面の展望を余すところなくしっかり楽しめました。



このバスの見どころは沿道に現れる壮大な滝の数々と
スタルハイムの峠から見下ろす
見事に切り込んだV字谷の眺め。
氷河が刻んだ壮大な景色は他では見られない絶景です。

峠を越えるとグドヴァンゲンの船着き場までは
ヘアピンカーブの連続する狭い山道を一気に駆け下りていくのですが、
途中でいくつか現れる滝の近くでは
車窓からにはなりますが、フォトストップもありました。



グドヴァンゲンに到着すると、
次はいよいよフィヨルドクルーズ。
バス停から船着き場は見える場所にあるので
乗り換えに迷うことはなさそうです。
また、近くにカフェやトイレもあるので、一息入れることが出来ます。

ここに来て、雨がポツリポツリと降り始め、
少し残念な天候になってしまいましたが、
靄のかかった幻想的なフィヨルドを行き来する
船の姿もそれはそれで絵になる光景です。



ほどなくして船着き場に姿を現したのは
モノトーンの外観とシャープな造形が印象的な新型船。
早速、船に乗り込んだら
世界遺産のネーロイフィヨルドへ出航です。

新しい船だけあって、外観と同様に船内もモダンな造りで
大きな荷物が置けるスペースも用意されていました。
外に出づらい雨模様でしたが、座席もたくさんあるので
そこまで船内も混み合っていませんでした。



ネーロイフィヨルドは、ホントに海なんだろうか?
と疑うほど、ものすごく谷の間が狭いのですが、
それもそのはず、一番狭いところはわずか250mしかないそう。
波もなく、穏やかな水面を眺めていると
まるで静かな湖を漂っているような感覚になります。

そんな急峻な崖が間近に迫るような場所ですが、
途中に申し訳程度にある平地には
どうしてこんなところに?と思うほど
小さく可愛い家の並ぶ集落が点在していて、
何ともフォトジェニックで牧歌的な風景に心が癒されます。



船は時折スピードを上げ下げしながら
狭い谷をすり抜けるように進み、
しばらくしてパッと視界が開けたと思ったら、
本流にあたるヨーロッパ最長かつ最深の
ソグネフィヨルドにぶつかります。

このフィヨルドの行き止まりが目的地のフロムの町。
船着き場に停泊している巨大な豪華客船を見て、
ここが初めて海であることを実感。
約1時間半の船旅でしたが、雄大な景色を満喫することが出来ました。
(天気が悪かったことだけが本当に悔やまれます・・・)



13時すぎにフロムに着いた後は
1時間半ほど滞在時間があるので、
船着き場近くにあるセルフ形式のカフェでランチ。

ここから先はフロム鉄道という
山岳鉄道に乗って、標高863mのミュールダールへ向かいます。
この鉄道自体も旅のイベントのひとつとなっていて、
沢山の観光客が利用するため混雑必至です。



僕は途中で停車するショースの滝が見えるよう
左側かつ車両の中央付近に2箇所だけある
開閉可能な窓のある座席を確保するため
出発の30分前には駅(改札もないホームの端っこ)で待機。

先頭は外国人親子に譲ってしまいましたが
無事に自分の思っていた席を確保できました。
車両はスタッフの人に指定されますが、
自分が乗った車両は進行方向左側が2人掛け、
右側が3人掛けのシートでした。



フロム駅を出発すると、風景は圧倒的に右側の方が良さそうでしたが、
谷に沿って進んでいくと、左側の景色が開ける場所もあって、
途中、行き違い施設のところでは
カーブの先ですれ違う対向車両も見ることが出来ました。
これも窓が開閉できる座席の利点です。

列車はここからさらに山道を登っていき、
崖の中をループしながら進んでいった先、
ゴールまであともう一息という所で
ようやくショースの滝が現れます。



僕の乗った車両はラッキーなことに滝の目の前に停車したので
誰もいないホーム越しに滝を見ることが出来て、
外に出なくても充分楽しむことが出来ました。
(トンネルの中で停車する車両もあるそうです)
この滝では5分ほど停車するのですが、
伝説をモチーフにした演出もあるので、お見逃しなく。

1時間弱でフロム鉄道は見事に800m超の落差を登りきり
ミュールダール駅へと滑り込みます。
ここからベルゲンへは再びベルゲン急行に乗り換え
約2時間後、17時57分の定時に無事帰着することが出来ました。

丸1日かけてのフィヨルド周遊は
人気の観光地ということもあって、混雑は避けられませんが
実際に行ってみると、本当に素晴らしい眺めの連続で
飽きることがありませんでした。

これから行く方がいらっしゃれば
ぜひ行く前にチケットの準備と下調べを済ませて
現地でしっかりと楽しめるようにして欲しいと思います。
そのときに少しでもこのブログの情報が役立てば幸いです。

2017/08/12

西ノルウェー旅行メモ(ノルウェーナットシェル編)

今回の北欧旅行で一番楽しみにしていたのが
日帰りでのフィヨルドクルーズ。
ノルウェーに来たからには行くしかない!ということで
鉄道、バス、船を乗り継いで
世界遺産の絶景を堪能してきました。

ベルゲン発着のフィヨルド周遊は
もちろん自分で自由にプランを立てて
手配をすることも可能ですが、
Norway in a nutshell(以下、ノルウェーナットシェル)という、
日本でいうと箱根フリーパスのような
行き帰りの往復と現地でのアトラクションが楽しめる
お誂え向きのチケットが用意されています。



日本のものとちょっと違うのは
事前にすべての行程がきっちり決まっているところで
自分の都合で電車やバスを遅らせることは出来ず、
乗り降り自由という訳でもありません。
個人型のパックツアーという感じになるので、注意が必要です。

このノルウェーナットシェルは
日本からでもネットで簡単に手配でき、
ベルゲン発着はもちろん、オスロ→ベルゲンへの片道周遊や
途中の町からのプランも用意されています。

出発地を指定するとそれに合わせて
予め設定されているプランが表示されるので、
その中から自分に合ったプランと時間を選ぶのですが、
ベルゲン発着の場合、ヴォス経由またはミュールダール経由で
時計回りか反時計回りに周遊するのが基本となります。

自分は全体的にタイトなスケジュールだったので
ベルゲンでの滞在を少しでもゆっくりできるよう
朝8時台に出発して18時には帰着できる
ヴォス経由のプランを選択しましたが、
ガイドブックではミュールダール経由の方が多く紹介されています。

また、同じヴォス経由でも
途中のグドヴァンゲンの船着き場から乗る
船の種類(新型か従来型か)で時刻が変わり、
それによってキッチリ、値段も変わります(笑)。
今回の周遊では時間の都合上、新型船を利用しました。



ノルウェーナットシェルのチケットは
予約時に届くEメールを印刷して、
ベルゲン駅構内の右手にあるチケットオフィスで交換する必要があります。
僕は予め前日に交換しておきましたが、
Eメールを見せるだけで、おじさんが手際よくチケットを発券してくれて
台紙と一緒にホッチキス止めまでしてくれます。
(このときに行程の変更はできない旨の注意があります)

あとは道中、それぞれのチケットを
車掌さんやスタッフの人が検札しに来た時に見せるだけ。
一冊にまとまっているので、なくす心配も少なく
いちいちチケットを探す手間も省ける優れモノです。

ということで、ノルウェーナットシェルについて
ご紹介するだけで長文になってしまいましたが、
次回は実際に現地へ行った際の
レポートをお届けしたいと思います!乞うご期待。

2017/08/11

スモーガスボード@グランドホテルストックホルム

旅に出たらその国の名物をいただきたい、
と思う方がほとんどだと思います。
自分も旅の途中、少なくとも1度は地元の料理を
味わうことを目標に掲げています。

今回旅したスウェーデンでは
何といっても日本のバイキング料理の元となった
スモーガスボードにチャレンジしたいということで
たまたまホテルのダイニングが
その有名店ということもあり、訪ねてきました。



そもそもスモーガスボードという言葉の意味は
スモーガスがパンとバター、ボードがテーブルで
オープンサンドを好きなように作って食べたのが由来だそう。
それが転じてテーブルに並んだたくさんの料理を
自分の好きなように取り分けるスタイルになったようです。

通常のブッフェ料理であれば
自分の好きなものを好きなだけ食べればいいのですが、
伝統的なスモーガスボードには、食べ方にも暗黙のルールがあって
前菜→冷たい魚料理→冷たい肉料理→温かい肉料理→デザートと
少なくとも5回程度、お皿を変えるのがマナーなのだとか。



グランドホテルのメインダイニング、
ヴェランダは大きな窓の向こうに港と王宮を望むロケーション。
横幅に比して奥行が少ないので
窓際の席でなくても、景色が見えないということはありません。

店内の奥まった場所には
料理を並べる専用のカウンターが設置され
中央のカウンターには前菜、魚料理、ローストビーフやハム類、
周囲のカウンターには温かい料理とデザートが並び
およそ取り分ける順番になっていました。



食べ放題とはいえ、お腹の容量は決まっているので
食べたいものと食べられる量のバランスを見ながら
お皿に取り分けること、何とか5回、
順番通りに食事をいただきました。

ニシンの酢漬けやサーモンは本場なので
もちろん美味しいのですが、
メインの肉料理でいただく名物のミートボールは
日本で食べるミートボールとは違い
しっかり肉を味わう感じで、とりわけ印象的でした。



残念だったのは、スタッフの人数が少ないのか
自分が違う料理を取りに行っている間に
下げられているべきお皿が下げられていないことが多く、
注文時に食べ方のレクチャーも声かけもなかったこと。

とても高級なイメージのダイニングで
スモーガスボード自体も気軽に食べられる、
といった価格ではないはずなのですが、
そんな場所にも関わらず、団体客が押し寄せて来たのが
遠因なのかもしれません。

もちろんドレスコードもあるはずなのですが
普通にハーフパンツやTシャツ姿で
暗黙のルールなどお構いなしに
好きなだけ料理を山盛りにしている姿には閉口・・・。
唯一救いだったのは、騒ぎ立てず黙々と食べていたことでしょうか。

とはいえ、バイキング料理の元祖、
スウェーデン発祥のスモーガスボードは
地元の名物料理を一度に楽しめる機会でもあるので
訪れる際は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

2017/08/07

朝食@シャングリ・ラホテルアットザシャードロンドン

北欧2ヶ国を巡った後は
ロンドンから帰国の途につくため
せっかくならばと1泊することにして
ずっと気になっていたシャングリ・ラに宿泊しました。

ロンドンブリッジ駅に隣接して聳え立つ
三角錐型の超高層ビル、ザ・シャードの
34階~52階を占めるホテルで
その眺望が何といっても魅力です。

そのため日中も宿泊以外のゲストが
眺めと食事を楽しむために訪れる
人気スポットとなっているようで、
1階のエントランスで空席を待つゲストがいるほどでした。



朝食は35階のロビー階にある
メインダイニングのティングで用意されています。
庁(ting)は広間を意味するだけあって
ラウンジエリアと合わせると建物の3面を占める広さを誇ります。

ダイニングエリアでもラウンジエリアでも
食事を摂ることが出来ますが
自分は夕食でダイニングエリアを利用していたので
朝はソファで寛げるラウンジエリアを選択。



昼下がりはアフタヌーンティが人気で
ゲストが席を埋め尽くしている場所ですが、
朝6時30分の時点では早起きするゲストも少なく
ラウンジを独り占めしている感覚でした。

基本はブッフェスタイルですが
アラカルトやセットメニューも用意されていて、
ブッフェの場合はアラカルトから一品選ぶことが出来る仕組み。



自分はアラカルトでパンケーキをオーダーしたのですが
ホテルにしては珍しく
家庭で作るような外がカリッとした仕上がりの
焼き目が香ばしく懐かしい味わいのパンケーキでした。

ちなみに座席に朝食のメニューはあるのですが、
何故か料金が記載されていませんでした・・・。
朝食込みのプランで宿泊していない自分にとっては
少し怖い部分があったのはここだけの話(苦笑)。

2017/08/06

朝食@ラディソンブルロイヤルホテルベルゲン

2ヶ国目のノルウェーでは世界遺産にもなっている
ネーロイフィヨルドを船と鉄道で周遊するため
旅の拠点となるベルゲンへ。

ノルウェー第2の都市でもあるベルゲンには
港の一角に世界遺産のブリッゲン地区があり、
その街並みに紛れるような
ラディソンブルロイヤルホテルベルゲンに滞在しました。

空港と市街地を結ぶシャトルバスが
ホテルの目の前にあるロータリーから発車するので
移動がとても便利ですし、
街の中心部も近く、スーパーやキオスクも隣接しています。



朝食はロビー階にあるダイニングで。
夜はちょっとお洒落して地元の人が食事に訪れる場所ですが
朝はとてもカジュアルな雰囲気です。

営業は6時30分からという話を聞いていたので
10分前くらいにロビーに下りると
すでにオープンしていて、客席が半分以上埋まっている状態にビックリ。

慌てて席を確保したのはいいのですが、
僕の旅の目的のひとつはホテルの写真を撮ること。
朝のダイニングで他のゲストのいないうちに
撮影をすることが出来ませんでした・・・。



朝食はブッフェのみで
基本的に宿泊料金に含まれています。
なので、客室番号を聞かれることもありません。

料理を並べるカウンターの数も多く、
奥にはキッチンが直結しているので
卵料理などはその場で作ってもらえるようでしたが、
料理の種類自体はそれほど多い、という訳でもありません。



ただ、ダイニング自体はとてもモダンで
三角屋根のガラス天井から光が降り注ぎ
座席も多く用意されているので、
朝早くよりも少し遅めに食事をする方が
もしかすると、ゆっくりできるかもしれません。

2017/08/05

朝食@グランドホテルストックホルム

今年の夏休みはヨーロッパの中でも
足を踏み入れていなかった北欧、
スウェーデンとノルウェーへ行ってきました。

スウェーデンの首都ストックホルムで宿泊したのは
ノーベル賞受賞者が宿泊することで
世界的に名の知れたグランドホテル。

1年前から予約を入れようとしていたのですが、
この日だけピンポイントで空室が少なく、
コマメにサイトをチェックして、
何とかウォータービューのジュニアスイートを確保しました。



格式高いグランドホテルの朝食は
エントランスを入ってロビーの左側にある
メインダイニングのヴェランダでいただけます。

1階ではありますが、ロビー自体が
エントランスから階段を登った少し高い場所にあるので
道路越しにはなりますが、歩行者よりも高い目線で
港の景色を眺めることが出来ます。



夜はスモーガスボード(日本でいうバイキング形式の料理)でも
使用されるカウンターが常設されているので、
朝食はもちろんそこに色んな料理が並べられています。

朝イチで入館して、窓側の席を確保した後は
白を基調としたエレガントな佇まいのダイニングで
港や王宮の美しい風景を眺めながら食事を楽しみました。



魚(ニシンやサーモン)はもちろんですが、
ハムやソーセージが美味しかったのも印象的。
また、夜よりもスタッフの数が多いくらいで
ゲストへの目も行き届いていたのも好感が持てました。